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2025/03/30を追加しました
私は時の階段を登る
一段一段が思い出の下で軋む
私が持つ奇妙な光は決して燃えない
それは私を影へと導く
覚えていますか?
私たちが踊った石畳の路地
暗闇で交わした盗まれた微笑み
星の下に埋められた秘密
真夜中のように甘い約束
夜の粒子には手触りがある
指先でそれに触れる
影は荘厳に立ち上がる
私はその絵の具の中に手を沈める
#夜の記憶 #過去の影